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金属材料とは異なり、延性の無いCFRTP材料を賦形するには、加熱し軟化させて加工を行います。このような装置は市場には無く、弊社では装置開発から取り組みを行っています。装置概要として加熱工程・成形工程・冷却工程から成っており、連続的に加工を行うことが可能となっています。現在の成形速度は5m/minですが、更なる高速化を検討しています。

CFRTPに用いられる素材はマトリクス樹脂や繊維の種類・配向等により多種多様な組み合わせがあり、異なる特性を持っています。弊社ではこれまで主に炭素繊維/PA6の平織積層材での成形・評価を行い、ノウハウの構築を進めています。直近では、UD積層材やPEEK系樹脂のCFRTPについてもトライしています。

一般的なプレス成型では折り返し加工は困難ですが、金属加工のロールフォーミングでは折り返しが可能であり、CFRTPのロールフォーミングへの適用を検討しています。また、連続的に接合を行うことにより、剛性部材としての展開を考えています。